日本の集合住宅改修事例

ヴィンテージマンションとは?日本

2017/11/10

この物件は、一般社団法人マンション計画修繕施工協会の第1回クリエイティブリフォーム賞特別賞を受賞した、(株)青木茂建築工房様設計のリファイニング事例です。
築48年の賃貸集合住宅ですが、耐震改修やエレベーターの増設、斬新な外装、内装デザインの一新など、マンションのヴィンテージ化に大変参考になる事例です。
【before】

【after】

【before】

【after】


【ヴィンテージマンションとは?】
日本では、大規模修繕工事などの適切な維持保全を行っているマンションでも、その維持保全の評価は反映されず、取引比較事例法での評価が主流になっています。その結果、図1のように米国の住宅の投資額に対する住宅資産額と比較して、日本の住宅投資額に対する住宅資産額は大きく目減りする状況となっています。
〔図1



日本のマンションでも、適切な維持保全を行うことで100年以上保たせることが可能だということが見えてきています。
この適切な維持保全が行われているかどうかを適切に評価し、資産価値に反映させ、建築後50年、100年のマンションといった古いマンションでも価値のある「ヴィンテージ化」するプロジェクト、これがヴィンテージマンションプロジェクトです。